前回失職備忘録職業訓練校編でしたが、9月に卒業し2か月が過ぎました。
この2か月が過ぎると何が起こるかと言えば、訓練校より就職状況確認のお手紙が届きます。
現在どんなもんですか?という確認の連絡ですね。
果たして筆者は卒業から2か月で何があったか、今回は卒業して見て職業訓練校ってどうだったの?という話から現状の就職活動編をまとめてお話します。
今回は就職に関するお話ですか?
はい。
卒業訓練校に通ってどうだったかと就活のお話です
職業訓練校に通った事で何があったか?
職業訓練校はどうだったか?と聞かれれば、楽しかったとしか言いようがありません。
久々の学生生活に学友たちとの交流。
新しい能力の開花と、良かったことを上げれば枚挙に暇がないです。
しかし職業訓練に通う事で失った事もあります。
まず職業訓練校に通うメリットやデメリットについてお話していきます。
訓練校卒業生から見た職業訓練校におけるデメリット
就職率
卒業時に色々お話がありますが、まず大事な点からいえば就職率のお話です。
就職率といっても就職できる確率ではなく、普通再就職するまでにどれくらいの期間が開くのかというお話ですね。
大体再就職、転職される方は退職から二ヶ月以内に次の職場を決めています。
当然と言えば当然ですね。
生活がありますので。
しかし訓練校に通っている生徒は、既に三ヶ月は期間が開いたことになります。
これはどういうことかと言えば、退職からそのまま就活した方より不利な状況という事です。
この三ヶ月の間に就職が決まっている人が大半なので、当然良い求人というのもこの間にどんどん消えていく可能性があります。
つまり職業訓練校に通うという事は、就活率が下がるというデメリットも存在するという事ですので、職業訓練校を通う際は本当に就職先がないのか一度検討してから決めた方が良いです。
給付期間は過ぎていくのに就活するのはちょっと難しい
これは失業保険を受給している方にとってのデメリットですが、当然職業訓練校に通っている間にも失業保険の給付期間は過ぎていきます。
訓練校が終わった後に給付日数が豊富に残っている方はそんなに多くないのではないでしょうか?
そうなると卒業後は就職先が決まってないのに、貯金が減っていくばかりです。
それならばすぐに就職できれば生活面で困る事もありませんので、訓練校に通わず就職活動を最優先でした方が良い事になります。
通いながら就活すればいいじゃん?と思うかもしれませんが、実際訓練校に通っている間は、基本的に平日の朝から夕方近くまで学校へと通い、平日の濃い時間は学校にいる為に就活する時間がほとんどありません。
しかもある一定数授業を欠席すると強制退校とペナルティが発生します。
更に訓練日は基本的には全日通うことが前提でカリキュラムが組まれていくので、あまり続けてお休みすると完全に授業は置いていかれます。
訓練校に通う際は、お財布事情ともよく相談しておかなければなりません。
真面目に通う気がないなら通う意味がない
私のクラスではありませんでしたが、たまに授業には出ているけど寝ている方がいたりすると先生よりお聞きします。
何が原因で授業中に寝なければいけないのか、それだけの理由があるのかわかりませんが、通っている以上しっかり授業を受けなければ意味がありません。
言い方を変えれば、眠くなるくらいこの訓練校失敗したなぁと思うような授業内容の学校であれば、真面目に受けようと思っていても悲惨な事になります。
訓練校には事前に説明会が開催されています。
必ず参加し内容をよく聞いて、自分に合っているのか確認したうえで訓練校を選択しましょう。
特に説明会ではこれから一緒に通う予定の方が絶対に数人いらっしゃいますが、「この人と一緒は絶対無理だな」と思った場合は、似た様な訓練校に変更する事も視野にいれましょう。
授業は周りの方のモチベーションにかなり左右されますし、進行スピードも基本的には遅い方にあわせがちです。
その為、極端に能力の低い方がいる場合、授業の進行が遅くなりストレスの原因になります。
なんでこの人いるんだろうという方が説明会でたくさんいる場合は、あきらめて他の訓練を探しましょう。
ただし、本人がどうしても学びたいというのであればその限りではありません。
また、e-ラーニング授業もありますので、人付き合いが億劫な方はオンライン授業を選択するのも一つの手です。
学校を決める際は、授業内容と学友と人間模様はよく見て決めましょう。
職業訓練校に通うメリット
しかし職業訓練校に通う事が悪い選択かと言えばそんな事はありません。
職業訓練校最大のメリットは、資格(経験)を得られるという事です。
資格や経験があれば、当然これまで以上に好待遇の就職先に就職する事も可能になりますし、新しい業種へチャレンジする事もできます。
特に私の場合これまで働いていた場所では、年中無休で休みも不定期なうえに有休も無し。
そして早朝から深夜まで当たり前のように働いくという環境にいた人間からすれば、9時~17時土日祝日休み有休もとれちゃうなんていう職は憧れであったわけです。
しかしこれまでの就業経験だけではどんなに熱望しても事務職への転職は絶対に難しいと思い、職業訓練校へ入学する事を決意しました。
入学する理由は人それぞれですが、訓練校へ入学して得られるメリットがデメリットを超えられれば、基本的には訓練校に入学するという選択肢は正しいものとなります。
【失職備忘録】職業訓練校卒業後の就職活動
自営の方以外は、卒業したらすぐに就職活動が始まります。
正確には卒業する直前といった方がいいでしょうか。
学校在籍中に就職が決まっていた方はクラスの10%ほどでした。
職種は何かといえば、派遣とパートです。
契約社員、正社員といった就職者はこの時まだいませんでした。
それでは実際どれくらいで就職が決まったか、順を追ってお話していきます。
職業訓練校卒業後すぐの就職活動
とりあえずめぼしい求人を確認し求職活動開始。
卒業後すぐの求職活動では応募が3社。
全て正社員での応募。
条件は25万円前後の土日祝日休みの週休二日9時17時です。
結果惨敗。
面接到達0件。
少しだけ泣く。
職業訓練校卒業後一ヶ月経過後の就職活動
認定日にすぐ応募に取りかかり、またほぼ同条件で3社応募。
面接到達…1件。
面接のメールで面接時間を10分減らされる。
この時点で絶望。
結構泣く。
選考結果…不採用
職業訓練校卒業後二ヶ月経過後の就職活動
この月の始まるくらいに仲の良い面々は全員決まりました。
訓練校卒業しても、大体2か月以内で就職が決まるという事ですね。
応募数は10社程度です。
一方自分はもうこれだめじゃね?と派遣を考える。
今月ダメだったら絶対派遣今月ダメだったら絶対派遣今月ダメだったら絶対派遣。
目標をセンターに入れてスイッチ的に病みモードに入りつつある。
特に応募しても書類通過しないのがきつい。
とりあえず応募一社…に複数併願。
あわせてパートタイムに一社応募。
…パート。
そう、パートである。
これは何故かと言えば、4月中頃まで失業保険の給付残月はあるが肝心の給付日数が足りなかったため、パートをして少しでも給付日数を増やしたいからという打算的な応募でした。
というか生活がかかっていたので、ある意味本命はこのパートです。
応募してその日のうちにパートの企業様より面接希望日の連絡あり。
対応早くて助かります…。
面接確定。
なんと翌日面接。
いくらなんでも早すぎないかと思いつつも、早くて悪い事は無いので二つ返事。
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翌日、緊張しつつも面接に向かう。
前回の散々な面接がよぎる。
でもパートならさすがに落ちないでしょうと少し自分を奮い立たせ面接へ。
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面接終わったぁー!
手応えかなり良い。
環境かなり良い。
人間関係優しそう。
以前の職場がなんだったのかという色々綺麗な職場!
惜しむらくはここが社員応募だったらなぁ…!!
しかしまぁやることはやった。
あとは結果を待つだけ。
このままの勢いで、もう一社送ってる本命社員応募の面接頑張ろう。
と…正直受かっただろうとこの時は思っていたのでした…。
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数日経過。
連絡、来ず。
落ちたか…。
これはもう落ちたよね…。
落ちたな…。
面接後のあの手ごたえは何だったんだろうか…。
帰りにそのままもつ鍋の具材買って帰ったの見られてたかな…。
スーツ姿で奥様方に紛れて駅前のスーパーでお買い物はさすがにまずかったかな…。
もう過ぎたことは仕方ない…。
そうしたらもうあきらめて追加で数社受けようかな…?いやもう派遣かな…と思ってた矢先にメールにて連絡が来る。
まぁ今回は見送らせて頂き益々のうんたらお祈りでしょう。
とりあえず見ましょうか…。
「この度パートタイムで応募いただきましたが、社員で採用が決定しました。」
…?
「社員で採用」
…???
「社員採用」
はぁー!?
神かー!!
2か月目、応募数10社以内で内定頂きました。
しかもパート応募からのランクアップ採用。
給料面でよくなったとかはよく聞きますけど、そもそもの雇用形態チェンジは聞いたことがありません。
こんな採用もあるのかと驚きました。
失職備忘録終わり
というわけで無事就職することが出来ました。
これにて失職備忘録は終了となります。
うつ病から始まり就職まで約2年間と少し。
初めはもう絶対に社会に適応は無理だと思いましたが、人は変われるという事を身をもって体感しました。
そして今2年前以上の自分に言う事があるとすれば…。
「大丈夫だからすぐそこから逃げろ」です。
現状職場で理不尽な目に合ってる方。
辞めたいけど辞められない方。
すでに病気を発症している可能性がある方は、少しでもこのブログの失職備忘録で「仕事辞めてもなんとかなるんだ」と思っていただければ幸いです。
というか病気発症してるっぽい方はすぐ病院行きましょうね。
それでは、もしかしたら就職編が始まるかもしれませんが、失職備忘録は一旦ここで筆を置かせて頂きます。
長らくありがとうございました。
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